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Web制作のTipsとかアレコレ。

稲城市HPのアクセシビリティが残念すぎて絶句(2)~高齢者には残念~

2013.09.05

さて、前回記事
稲城市HPのアクセシビリティが残念すぎて絶句(1)
稲城市HPのアクセシビリティが残念すぎて絶句(2)~高齢者には残念~ ←イマココ
稲城市HPのアクセシビリティが残念すぎて絶句(3)~外国人にも残念~
稲城市HPのアクセシビリティが残念すぎて絶句(4)~若者にも残念~
稲城市HPのアクセシビリティが残念すぎて絶句(5)~まとめ~
(1)高齢者には残念

多くのホームページに見られる文字拡大機能。

参考までに、私の居住する松山市のホームページのヘッダ部分です。よく見るアレです。

lettersize-matsuyama

さて、アクセシビリティに配慮するとこうなるようです。稲城市HPのヘッダ部分を見てみましょう。

稲城市ホームページのヘッダー

まず気付くのが、「文字拡大」という文字自体の小ささと見にくさ。この「文字拡大」と言う文字列を見つける必要がある人はどういう人なのか考えるとこうはならないと思うのですが。これでいいのでしょうか?

 

さらに、これは重大な欠陥と言ってもよいでしょうけど、トップページ以外のヘッダーはこうなってます。

header-general

つまり、文字拡大をしたい人は、トップページからしかできないんですね。

ってことはトップページの大きな文字のバナーをいったんクリックして他のページに行ってしまった人は、それ以降チャンス無しです。なぜ?ナゼこうしてしまったのか、理解に苦しむところです。

 

さて、百歩譲ってそれは許されたとしましょう。で、トップページから「文字拡大」と。えーと、上の松山市のようなタイプとは違い、クリック一回余分にいるようですね。さて、クリックします。

すると、なんと外部サイトに飛ばされて・・・

zoomsight

アクセシビリティ・サポーター「ZoomSight」というツールがどうのこうのと。

しかも、このホームページを制作した日立公共システムエンジニアリング株式会社さんの自社製品ですありがとうございます。

パソコンなりケータイなり、そういった機器の使用方法を高齢者に教えたことがある人ならば、容易に想像できるでしょう。

彼らの多くは、こういう思わぬ画面遷移で見た目が全く違うページにいっちゃうと、びっくりしてしまい、ページの内容を読まずにブラウザを閉じたり元のページに戻ったりしがちです。そして文字拡大は諦めるのです。

このツール、ユーザーに費用負担はないしインストールの必要もないし使いやすいし高機能だし操作も分かりやすいし、とても優秀なツールなだけに残念この上ない。

ちなみに、一度これを起動したら、二度目からは上の画面は出ずに直接ZoomSight適用画面に行けるようです。利用規約に同意するなどの問題があるのでしょうが、最初の最初からそうできないものでしょうか?

※ちなみに、このZoomSightは後述するJ-server Professionalという多言語対応用のアプリケーションと併用できないようです。つまり、文字サイズという面では外国人に対するアクセシビリティは確保されていない。ですから通常の文字拡大ボタンも備えておいてあげて欲しいですね。

※私の居住市の松山市ホームページでは、音声読み上げにこのZoomSightのインストール型というのを採用しているようですが、アプリケーションをパソコンにインストールする必要があり、そのページを読むだけで頭が痛い上に、前提ブラウザが「Internet Explorer 5.5 SP2 ~ 8.0」て。

ちょっと調べてみたんですけど、この製品にはクラウド型とインストール型があり、クラウド型はIEはじめほとんどのモダンブラウザにも対応しているのに対し、インストール型の動作ブラウザは「Internet Explorer 7.0~10.0」とのこと。あれ?松山市って該当箇所を更新してないんだな・・・。

 

ということで、高齢者にも優しいホームページにするために・・・

・「文字拡大」をクリックしたら規約画面を経ることなく最初からZoomSightを起動するように。
・ZoomSightが多言語対応していないことを明示し、外国人向けには通常のJavaScriptによる大・中・小の文字拡大縮小ボタンも備えておく。
・ただし、ローマ字によるフリガナ機能が付いているので、日本語読めないけど理解はできるというレベルの外国人ならなんとか。でもそのボタンを見つけるために少なくとも「ふりがな」というひらがなは読めないといけないってのがなんとも(笑)
・全てのページのヘッダに「文字拡大」のリンクを設置しておく。

というか[ctrl]+[+]or[-]キーで表示サイズを拡大縮小できるっていうことをチョー易しく教える画面を設置したらどうだい?それに勝る対策はあるのだろうか??

 

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