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稲城市HPのアクセシビリティが残念すぎて絶句(3)~外国人にも残念~

2013.09.06

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稲城市HPのアクセシビリティが残念すぎて絶句(4)~若者にも残念~
稲城市HPのアクセシビリティが残念すぎて絶句(5)~まとめ~

さて、そういうわけで前回は文字拡大について採り上げました。今回は、題して~外国人にも残念~です。

この稲城市のホームページでは英語・中国語・韓国語に対応しています。まあ、一般的でしょう。私は英語ぐらいしかわからないのでなんとも言えません(笑)

多言語対応は、J-server Professional(株式会社高電社)という翻訳システムを使っていて、英語だけちょっと見てみたんですが、Google翻訳(なんと松山市はコレで対応)なんかに比べてかなりの高精度と言えるでしょう。

 

でも。

 

コレが翻訳した画面。

english

全部とは言いませんが、せめて大きいバナーぐらいは多言語対応したものを別に作ってあげましょうよ。

参考までに、同じJ-serverProfessionalを使用している亜細亜大学(http://www.asia-u.ac.jp/)の例を見て下さい。

asia-univ

画像で作ってあるリンクバナーって、ホームページ内において比較的重要度の高いコンテンツへリンクしていると思うんですけど、英中韓の3ヶ国語分ぐらいは別で作ってもいいような気がするんですよね・・・。

というか、いまどきグローバルナビゲーションを画像ファイルで作るなんてやっちゃダメなような気がするんですよね。見栄えが大事ならCSS3とPIEでも使いましょう

 

 

さあ、いま一度この画面を見てみましょう。

english

メインとなるメニューも、「ライフステージナビ」という便利メニューも、画像で作ってるから全部日本語のまま。日本語の文字が読めない外国人は、どうやって知りたいことが掲載されているページにたどり着くのでしょう。まさに、手探りですね。

あっ!!!

なんだ、検索すればいいじゃん!!えーと、日本語だから分かんないけど、虫眼鏡マークと文字入力欄があるから、きっとここが検索ね。子供に関係することだから、[child]検索っと!

 

結果・・・
search-child

Oh,noooooo…

 

はい、日本語モードに戻ってますありがとうございました。

完全にお手上げです。ブッブーですね。

参考までに日本語で検索

search-kodomo

 

情報ソノモノハ、イッパイアルンデスネー・・・カナシイデス。

 

あとは、前回指摘したとおり、文字拡大はできません。

例えばEnglishにした状態で「文字拡大」をクリックしたら、Not Found、見つかりませんというメッセージが出る。要は、Zoom SightとJ-server Professionalという二つのアプリケーションが同時に使えないということなんでしょう。

そういうわけで、残念ながら、稲城市のホームページの外国人に対するアクセシビリティは限りなく0点に近いと言わざるを得ません。

それより何より重要な事実は、制作会社も発注側も、外国人に対するアクセシビリティの意味を全く理解していないということです。

 

これは私論に過ぎないかもしれませんが、そもそも多言語対応というのは外国人に対するアクセシビリティ向上のほんの一部に過ぎないんです。

日本人と日本在住の外国人とでは、知る必要のある情報の優先度が根本的に違うはずじゃないですか?

アレコレ語るよりも実例を見る方が分かりやすいので、先ほど例に挙げた亜細亜大学のページを見てみましょう。以下のサイトにアクセスして、ページ最上部の言語ボタンをクリックしてみて下さい。

亜細亜大学ホームページ http://www.asia-u.ac.jp/

ヘッダーから他言語に切り替えるボタンをクリックすると、ホームページのレイアウトそのものが変わりますよね。そして、切り替わったホームページのトップでは、留学生向けの内容が中心になっています。

 

単なる翻訳は、まさに「言語」に対応しただけであって「人」に対するアクセシビリティとは言えないのです。

 

それに加えて稲城市のホームページでは、上述したとおりほとんどの重要なバナーが日本語表示のままですので、外国人にとっては全く使えないホームページになってしまっているというわけです。

 

ということで、外国人にも優しいホームページにするために・・・

・文字の入ったリンクバナーは極力使わない。使う場合は他言語のものも用意して切り替わるようにする。

・一部のコンテンツ、1ページだけで良いので、外国人向けのコンテンツを別途用意する。

細かいことはいわゆる多言語化の部分でカバーされるでしょうし、役所に外国人向けの相談窓口もあることでしょうからそこに対する案内を分かりやすくしておけばいいのです。

 

ということで、次回は若者にも残念というテーマです。

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